こんにちわ、しのです。
企画書を書く時によく言われる「たたき台」って何のこと?どういう時に使うの?作り方を教えてください
本記事では上記のような疑問にお答えします。
企画書を書いていると「たたき台」という言葉を耳にすることがありますよね。
でも「たたき台って何なの?」と知らない人は思うはずです。
そのため、本記事では
・たたき台とは何か?
・たたき台をなぜ作るのか?
・たたき台を作るときのポイントは?
上記の内容について深掘りしていきたいと思います。
記事の信頼性
改めまして、しのと申します。
現在WEBエンジニアとして働いていますが、転職する前はイベント会社に10年勤務し、100本以上のイベントを実施、収益は1000万円以上を達成しました。
今回の記事は企画者を何百枚と書いてきた自身の経験を踏まえて書いておりますので少しでも参考になればと思います。
企画書で使うたたき台とは
では早速ですが結論です。
企画書で使うたたき台とは「取り急ぎ原案をまとめた書面」のことです。
いわば「ざっくりと大枠をまとめた企画書」ということになります。
デザインの世界では「ラフスケッチ」に近いですね。
完成度で言うと40%から60%くらいの完成度の企画書の事を指します。
上司から「企画書をたたき台でいいから作ってみて」と言われた場合、「ざっくりとでいいから大枠の内容をまとめてみて」という意味で捉えて間違いないでしょう。
たたき台をなぜ作る?
ではなぜ企画書を作る際にたたき台を作るのでしょうか。
その理由は、企画の大枠を社内で共有し、早い段階で方向性の確認を行うためです。
企画書は60%の段階で提出した方がよい、という話がありますが、まさのこの60%位の完成度の企画書をたたき台と言って良いですね。
そしてなぜ60%ほどの完成度で企画書を提出した方が良いかというと、早い段階で
ポイント
・目的(企画のゴール)
・企画を提案する相手
・何をするか
上記がまとまっていれば、社内でも企画のGoを出しやすいからです。
なぜなら、上記の内容がズレているとそこから70%、80%と企画書を詰めていっても60%の段階でズレているとそのズレたまま企画書が詰まっていってしまうことになります。
それって
時間と労力の無駄
ですよね。
なので上記の3点を抑えたたたき台を作ることで効率的に社内で共有し、結果的に早く企画書が仕上がることがたたき台を作る理由になります。
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たたき台は周りの意見を聞く上で便利
たたき台を作るメリットは「周りの意見を聞くうえで便利」というポイントもあります。
「まだたたき台のレベルではあるのですが、全体の方向性などご確認を頂いてもよろしいでしょうか。」
と、上司に内容を見てもらう時に使えます。
上司としても「たたき台レベル」という認識が前提としてあるので、無暗に
なんだこの企画書は!完成度が低いじゃないか!
とはなりにくいからです。
細かい部分は上司に確認してもらったうえで詰めていけばOKです。
まずは企画書の土台となるたたき台を作り、早めに上司に確認してもらうようにしましょう。
たたき台の作り方
では次にたたき台の作り方についてです。
たたき台を作る目的が、「全体の方向性を示す」ことなので、前述した
ポイント
・目的(企画のゴール)
・企画を提案する相手
・何をするか
が記載されていることがマストです。
プラスアルファで、収支についても書かれていると良いですね。
なぜなら、収支を記載する事で上司としても決裁を出しやすくなるからです。
どれだけよくできた企画書であっても赤字になる企画にOKを出す上司はいません。
もちろん、広告関連の企画や、先行投資としての意味合いが強いキャンペーンは別となりますが、基本的な企業で企画をする際は収支をプラスに持っていくのが前提です。
たたき台は60%くらいの出来でも構いませんので、まず「企画の目的」「提案する相手」「何をするか」を書くようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
企画書で使うたたき台とは「取り急ぎ原案をまとめた書面」のことでしたね。
そしてたたき台を作る事で早く社内で共有し、方向性の確認ができるため、無駄を減らす事ができます。
僕自身も企画書のたたき台はよく作っていました。
「中途半端な感じに見えないかな」と最初は心配しましたが、「たたき台レベルですが、全体の方向性の確認をお願いします」と一言添えれば何の問題もありません。
仕事のできない人の典型としてよくあるのが「企画書で行き詰まっているのに自分だけで抱えて時間だけが過ぎてしまう」パターンです。
「クオリティが低い」と思われるのが嫌なのかもしれませんが、ただいたずらに時間だけが過ぎていくだけなので、困った時こそ周りに相談です。
たたき台として提出すれば60%のクオリティでも問題無いため、どんどん意見を聞くようにしましょう。
というわけで本日の記事は以上です( ͡° ͜ʖ ͡°)