
更新日について
こちらの記事は2025年12月6日に更新しました
こんにちは。
今回、AmazonのDSで1ヶ月だけ派遣社員としてアルバイトしたので、本記事ではその経験をお伝えしたいと思います。
「Amazonのバイトってブラックって聞いたけど本当?」
「人間関係は?どんな人が働いているの?」
「仕事内容は?肉体労働なの?」
などなどの疑問を網羅的に解消する内容となっておりますので是非ご覧下さい。
※尚、AmazonのバイトにはFCとDSがありますが僕が働いたのはDSの方になります。
なので今回の内容はDSの内容となりますのであらかじめご了承ください。
結論:Amazonのバイトは超ホワイト

僕は約1ヶ月AmazonのDS(デリバリーステーション)で派遣社員としてアルバイトしました。
結論、Amanzonのバイトはかなりホワイトでした。
どういうところがホワイトかというと
ポイント
・基本的に残業が無い
・ハラスメントにかなり厳しい
上記の2点が挙げられます。
基本的に残業が無い
僕が入ったタイミングはブラックフライデーや年末のタイミングでしたが基本的に残業はありませんでした。
さらにもし残業をするとなっても1分ごとに残業代が付きます。
この時点でだいぶホワイトですよね。
さらに残業が必要な場合も稀にありましたが、その場合は上司の方が「今日残業できる方いますか?」と丁寧に聞いてくださります。
そして残業できる方だけ残るような形ですので無理強いされるようなことはありませんでした。
ハラスメントにかなり厳しい
Amazonのバイトでは入社初日にビデオを見て研修を受けることになります。
その中で再三「ハラスメントは許しません、ハラスメントを撲滅します」という言葉がでてきます。
パワハラやセクハラといったあらゆるハラスメントを容認しませんよ、という会社の意向、方針を示したものであり印象的でした。
そして実際に上司の方や先輩でも高圧的な方はほぼいなかったです。
「ほぼ」という言い方になっているのはやはり現場では色々なことが起きるため、注意されることもあるからです。
ただあくまで「注意」という範疇であり、必要以上の厳しい指摘などはありませんでした。
また、研修動画の中には「どんな人でも楽しく働けることを大切にする」といった内容も含まれていて、これも印象的でした。
Amazonのバイトって恐らく健康な大人であれば誰でも働けると思うからです。
それはつまり履歴書も不要なため、いろんな人が働いているということでもあります。
年齢、性別、能力に関係なく多種多様な方が働いていますが、どんな方でも楽しく働ける環境を整えるということをAmazonは大事にしており実際に現場でもそのような配慮がされていると感じました。
どんな人が働いているか

僕が働いていたDSでは、主婦の方が全体の半分くらいとかなり多かったです。
男性は学生っぽい人もいれば、おじさんもいますし、30代や40代の方もいました。
年齢でいうと20代から60代くらいまで幅広いです。
女性も主婦だけではなく、学生さんや20代の方も多数おられました。
本当にいろんな人が働いている職場でした。
人間関係も悪く無い
人間関係も特段悪いとは感じませんでした。
先述の通り、ハラスメントに対して非常に厳しいため高圧的な態度の方もいません。
また、仕事は協力して行う場面が多々あるため、適度に良い関係を保っておくことが自分にとってもメリットになります。
ちゃんと挨拶をして、何かをしてもらったら「ありがとうございます」と伝える、といった社会人として当たり前のことが出来れば困ることはないと思います。
とはいえ、「いろんな方が働いている」以上、ちょっと無愛想な人や言葉がきつい人、接しにくい人もいたことは事実です。
そういう方とは適度に距離を取り「いろんな人がいるからしょうがないな」くらいに自分で思っておくと楽です。
皆自分の仕事を淡々とこなしている
長期で働いている方や僕のように短期の方もおられましたが、皆淡々と自分の仕事をこなしている印象でした。
そのため必要最低限のコミュニケーションしかとらない人もいましたし、言ってしまえば必要最低限のコミュニケーションでも問題ないということです。
「もっと色んな人と仲良くなりたいなあ」という思いがある方であれば積極的に話しかけても良いと思いますが僕は短期ということもあり、そこは割り切って必要以上のコミュニケーションをとることはありませんでした。
でも話しかけたら皆さん普通に話せる人たちでしたよ。
当たり前ですが皆さんお金を稼ぎに来てるので、目の前の仕事を淡々と片付けているイメージでした。
仕事内容について
では次に仕事内容についてですが、基本的に肉体労働です。
あとずっと立ちっぱなしです。
これが個人的にはきつかった。
働き始めて2週間くらいは働いた後ふくらはぎが痛かったです。苦笑
重いものを持つこともありますし、重いものを運んだり降ろすこともあります。
あとポジションによってはめっちゃ歩く。
毎日ポジションが変わる
Amazonのバイトは基本的に毎日配置、ポジションが変わります。
これは良くもあり悪くもありという認識です。
苦手なポジションを毎日しなくて良いということでもありますが、毎日行ってみないとどのポジションで仕事をするか分からないという意味でもあります。
そのため「うわー今日○○のポジションかあ」「今日は△△だ、やったー!」ということが起こります。
ではここからは具体的にどういったポジションがあるか紹介します。
アンローダー
Amazonの倉庫は以下の画像のようなコンベアと呼ばれるローラーで荷物が各担当の場所に流れていきますが、アンローダーはコンベアに荷物を置いていく担当です。

荷物をどんどんコンベアに置いていくイメージですね。
後述するウォータースパイダーがロールボックスという荷物が積まれたキャスター付きの箱型運搬用台車を持ってきてくれるためそこから荷物を置いていきます。
担当は男女関係なく行なっていました。
ただ、重い荷物が中心のレーンもあり、そのレーンは男性が担当していました。
基本的に荷物の向きくらいしか考えることはなく、どんどん荷物を置いていくイメージです。
個人的には楽な仕事でした。
ウォータースパイダー
ウォータースパイダーはアンローダーがコンベアに置いていく荷物を補充したりエラーで返ってきた荷物を専用のロールボックスに仕分ける担当です。
アンローダーの更に上流の仕事になります。
僕は担当することがあまりなく、数回のみの担当でしたが、意外にやることが多いです。
視野の広さも大事であり、とにかくアンローダーが降ろす荷物を切らさないことが大切です。
ラベラー
アンローダーが流してきた荷物にラベルを貼っていきます。
あまり気にしたことがある人は少ないかもしれませんが、以下の黄色いラベルですね。

この黄色いラベルを貼る仕事ですが、僕は担当することはありませんでした。
とある機材を使って行う必要があり、設定やイレギュラーなこともよく起きている印象で、尚且つ判断力や迅速に動く必要があったりするため長期で働いている方や繁忙期ではアンバサダーと呼ばれる教育係の方が行なっていました。
ストー
流れてくる荷物をアイルと呼ばれる通路で荷物を棚に収納する担当です。
恐らく一番最初にこの担当になる方が多いと思います。僕は一番最初に担当しました。
「一番最初に担当するってことは楽な仕事なの?」と思われるかもしれませんが大きな間違いです。笑
個人的には一番苦手、かつしんどい仕事であり他の皆さんもストーを苦手にしている人が多かったです。
ストーはSSPと呼ばれるスマートフォンのような端末とスキャンする端末を使って行うのですが、とにかく焦ります。
後述するバッファという担当の方がどんどん自分が担当する通路(アイル)に格納する荷物を置いていくのですが、それをどんどんスキャンして荷物を格納していく必要があり、段取りよくこなしていかないとどんどん荷物が溜まっていくからです。
さらにバーコードの読み間違えたり、置く場所を読み間違えたりするとその都度警告アラームが鳴りますし、そのアラームが鳴っている回数は現場監督が見ているパソコンにも表示されているようで、何回か間違えていると「間違えている回数が多いので注意してください」とご指摘をいただくことも。。
他にもバッファの方が違うアイルの荷物を置いたり、荷物が破損していたらエラー棚に持っていく必要があったり、思い荷物を持ったりアイルを行ったりきたりしたり。
また、「この荷物を先に置いて、次にこれを置いて」といった判断力も必要になりますし、収納バッグが溢れかえらないように整理しながら置いていくことも大切です。

なんせ色んな要素があり大変でした。
ストーが大変な方へのアドバイス
ストーが大変だ、という方にアドバイスです。
僕も働き始めて3週間くらいは苦手意識がありましたし、ミスも多かったのですが以下の意識を持つことで改善することができました。
ポイント
・常に冷静でいることを心がける(超重要)
・効率的な動きを意識する。あまり歩かないようにする。
シンプルですがこれです。
僕自身、最初の頃はとにかくスピードを意識していました。
しかしスピードを早くしようとするとバーコードを読み違えたり、違う棚に置いてしまったりすることが多発しました。
ただとある時に気づきました。
「上層部の方が重視しているのは速さよりも確実性なんだな」ということに。
仕事には評価されるポイントというものがあると思います。
ストーの場合はそれが確実性であると気づいたのです(遅い)。
荷物が溜まっていたらフォローに来てくれますし、特に何も言われません。
それよりミスが多い場合の方がよっぽど言われます。
あと冷静に着実に一つずつ紹介していくことで急いでる時よりもミスが少なく、慌てることも少なく、結果的に荷物が溜まることも少なかったです。
効率的に動くことも大切で、アイルは長い通路であるため、計画性なく荷物を取るとあっちへ行ったりこっちへ行ったりして無駄に歩くことになりますし何より効率も悪いです。
そのため、近い場所で荷物をまずピックアップして格納していくことをお勧めします。
ストーはとにかく冷静に、かつ効率的に動くこと。
速さよりも確実性を重視してみてください。
ピックアンドステージ
荷物をストーし終えると、全員でピックアンドステージという作業を行います。
これはストーし終えたバッグを配送先ごとにロールボックスに置いて配送業者さんが持っていく場所に持っていく作業です。
これは全員で行う作業なのでコンベアが止まったら漏れなく皆で協力して行うことになります。
ストーで使用したSSPという端末を使ってSSPに指定されたアイルの荷物をロールボックスに置き、ステージ場所に持っていき、ステージ場所に配置したら別のロールボックスでまた別のアイル荷物を回収する、ということを繰り返し全ての荷物をステージし終えたら完了です。
Amazonのバイトは基本的に同じことを毎回行う
Amazonのバイトは毎日同じことを行います。
倉庫作業のほとんどがそうなのかもしれませんが、毎日同じことを行うためだんだん慣れてきます。
もちろん苦手な作業も中にはあるかと思いますが、周りの人も協力的ですし分からないことがあれば教えてもらえるので大丈夫です。
服装について
最後に服装について。
指定があると思いますが、常識の範囲で作業しやすい長ズボンとTシャツやロンTなどであれば問題ありません。
僕が就業したのは冬だったのでロンTとチノパンでしたが、ストー中などは半袖の方が良いと思うことがありました。
夏場は絶対半袖一択ですね。。
Amazon倉庫バイトのネガティブな面
ではここからはAmazon倉庫バイトのネガティブな側面をお伝えしていきたいと思います。
※私が体験した個人の感想となりますので、すべてのAmazonバイトに共通する内容ではないかと思います。
スマートフォンの持ち込み禁止
Amazonの倉庫バイトはスマートフォンの持ち込みが禁止です。
厳密に言うとコンベアがある作業エリアへの持ち込みが禁止となり、休憩室などは持ち込みが可能です。
業務開始から一連の作業が終わるまでの間はロッカーに入れておく必要があるため、携帯を常にチェックしたい人にとっては最初は不便だなと感じるかもしれません。
僕は結構スマートフォンの通知などを気にしてみているタイプなので最初はソワソワしましたが段々慣れることができました。
厳密に毎回作業エリアに入る時に携帯を持ってないから所持品検査などをされることはありませんでした。
※そういったことをされるという記事もあるのであくまで僕が働いた場所ではそうでしたという形です。
靴の持ち帰りが面倒
勤務開始日に安全靴や手袋、高視認ベストを支給されますが、基本的に支給された備品は持ち帰りです。
もちろん靴も持ち帰りですが、僕は電車通勤だったため靴の持ち帰りは地味に面倒でした。
単純にかさばるからですね。
中には安全靴を履いたまま出勤されている方もおられました。
駅から遠い
また、駅から遠いのもネックでした。
各都道府県のデリバリーステーションによって変わると思いますが倉庫は広い土地が必要であるため郊外にある場合が多いのではないでしょうか。
僕が就業していたデリバリーステーションも郊外にあり、かつ駅から徒歩方道25分かかりました。
この仕事を選んだのは自分なので、「まあ歩けるし健康に良いよね」とポジティブに捉えて通っていましたが、まあ遠かったです。
行きはまだいいですが、帰りは疲れて足も痛い状態で25分歩くので大変でしたね。
最初の2週間くらいは帰ったらふくらはぎのストレッチを毎日していました。苦笑
トイレにいつでもいけるわけではない
一連の作業が5時間くらいあるわけですが、いつでもトイレに行けるわけではなく1時間ごとの3分間休憩の間に行く必要があります。
しかも広い倉庫の中にトイレは一箇所しかないので注意されない程度の早歩きで急いでトイレに行く必要があり、地味に大変でしたね。
これは複数人が同時に作業をするコンベアを使った倉庫作業であれば他社もそうなのかもしれません。
ちなみにAmazonの倉庫は走ることは厳禁とされているためご注意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Amazonのバイトは色んな年齢層の方が働いており、超ホワイトな環境でした。
人間関係も悪くなく、作業自体も色んなポジションがありますが毎日同じことを繰り返し行うため必然的に覚えていくと思います。
周りのフォローもあるため安心。
安心して就業してくださいね。
というわけで本日の記事は以上です。