未経験からWEBエンジニアに転職して先日で1年が経ちました。
今、改めて振り返ってみると怒涛の1年だったなと思います。
今回の記事では全くのド素人の未経験からWEBエンジニアになって1年、今思うことを書いていこうと思います。
ただの回顧録ではありますが、これからエンジニアを目指す方にとって少しでも参考になれば幸いです。
未経験からWEBエンジニアは「無理」じゃないがハードです
未経験からWEBエンジニアになって1年が経ちました。
ここまで良い事も大変な事もありましたが、2対8くらいで大変な事の方が多かったです (苦笑)
転職するまでももちろん大変だったんですが、転職してからも結構大変でした。
転職するまではあまり深く考えていなかったんですが、「未経験」って本当に大変です。
だってその仕事の経験が無いんですから。
20代ならまだしも、自分は30代。
同世代や自分より年下で何年も経験を積んでいる先輩も沢山いますし、そういう人たちって本当にコードを見る目や判断力が自分とは全然違います(当たり前ですが)
自分が気づかなかった点にもどんどん気づくし、「これをこうしたらいいよ」と目から鱗の話もたくさん出てきます。
その度に、「勉強になるなあ」とは思いながらも「自分は全然まだまだなんだな」という気持ちにもなり、「自分の仕事の出来なさ」に打ちひしがれることが凄く多かったです。
はっきり言って「自己肯定感」みたいなものはゴリゴリに削られるし、X(旧Twitter)などで呟かれている人もいますがメンタルを消耗される気持ちもすごくわかります。
ただ、未経験からWEBエンジニアに転職するのは「無理」じゃないです。
「無理」になる瞬間は自分が諦めた瞬間。
とまあいきなりの精神論ですが本当にそう思います。
ただ、いざWEBエンジニアになれたとしてもいきなりは中々戦力にはなれません。
もし前職でガツガツ頑張っていた人であれば、なおさら戦力になれていないことが歯がゆく、辛いかもしれません。
じゃあどうやってそういった状況を打開していくか?
落ち着いて一つずつ課題をクリアする
そんな人に送りたい言葉は、「深呼吸して、一つ一つの仕事を丁寧にやりましょう」ということです。
周りの猛者(先輩)はめちゃくちゃ仕事も早いし、的確です。だから焦っちゃうんですよね。
自分もそうしなくちゃ、と思ってしまう。そしてミスや抜けが見つかる。自分はそんな感じでした。
先日子供とお風呂上がりに着替えていると、「何でパパはそんなに着替えるのが早いの?」と聞かれました。
純粋で子供らしい質問でクスッとなりましたが「(着替えは)毎日しているし、何回も何回もしているから早いんだよな」と改めて自分で思いました。
仕事も同じです。未経験での入社当時の自分はまさによちよち歩きの子供の状態。
そのくせ、変に今までの習慣も染み付いているからタチが悪いんです(苦笑)
自分でも分かっているけど、中々今までの習慣って抜けないんですよね。
それでまたミスをして落ち込む。
今思うと入社して半年までが一番しんどかったかなと思います。
大事なことは落ち着いて、一つずつ課題をクリアすることです。
会社にもよりますが、速さよりも丁寧な仕事をする人の方が信頼されるのでは無いでしょうか。
例えば、ピザを持ってくるのがめちゃくちゃ早くても、肝心のピザがグチャグチャでは仕事をしているとは言えないと思います。
同じように、どれだけ速くコードを書いたとしても、エラーで動かなかったり、人に見せることを想定しないような汚く修正しづらいコードを書いていると周りの評価は上がっていきづらいと思います。
なのでまずは丁寧に一つずつ仕事に取り組むことを意識しましょう。
Gitは嫌でも覚えます
駆け出しのエンジニアの方でもGitを勉強されている方いると思います。
僕もGitをエンジニアの勉強をしながら行なっていましたが、正直入社後に嫌って言うほど使うので自然に覚えられます。
もちろん、全く言葉の意味が分からないという状態は良くはないですし、一通り学習教材で言葉の意味などを覚えておくと良いと思いますが、ぶっちゃけ共同開発とかして自分で使ってみないとGitって意味わからなくないですか?
SourceTreeなどのGUIならまだしも、黒いコマンドでコマンド叩きまくるって最初はハテナだらけでした。
未経験から転職する場合は、企業側もGitの実践経験が少ないことは把握していると思います。
それに正直企業側もGitについて教えることはそれほど手間ではないことに入社してから気づきました。
毎日やることなので、気づいたら息をするようにGitを使いこなせるようになってます。
コンフリクトが起きるのも良い経験(笑)
なのでもし分からない事が調べるくらいで技術書などを1冊を置いておくくらいで良いと思います。
「なぜエンジニアになろうと思ったか」を忘れてはいけない
未経験からWEBエンジニアになろうと思うと、色んなハードルがあります。
現職をこなしながら、日々の勉強も欠かせません。
転職後も上手くいかなかったり、思うようにいかなかったりでメンタルをすり減らす事もあります。
そんな時思い出して欲しいのが「なぜエンジニアになろうと思ったか」ということです。
その理由を思い出す事で「明日も頑張ろう」と前を向くきっかけになります。
他人を羨んでもしょうがない、自分が置かれた環境をどうこう言ってもしょうがないです。
結局は自分の人生。自分でケツをもつしかありません。
勉強時間は隙間時間をどれだけ使えるか
WEBエンジニアは継続した勉強が欠かせません。
未経験から入社自分が戦力になるには仕事以外の時間でどれだけ勉強して実務に活かせるかが重要なポイントだからです。
ただ、自分はまだまだ子供も小さいので休みの日もまとまって時間を取ることは出来ません。
じゃあどうやって勉強するかというと、
・朝早く起きて1時間勉強してから出社する
・通勤時間で勉強する
・休憩時間で勉強する
・寝る30分前に勉強する
上記のようなルーティンを毎日行なっています。
時間は工夫して捻出するしかありません。ただ、上記のように細かい時間をかき集めると結構な時間になります。
無限に時間が有り余っている若い頃とは違い、30代はどれだけ工夫して隙間時間を活用できるかが勉強時間の捻出のコツかなと思います。
相手が喜ぶ顔を想像する
これは結構重要なことなのですが、WEBエンジニアも結局はサービス業ということです。
何かを作り、提供し、相手に喜んでもらう。
当然ですが、相手がいるからこそ仕事として成り立ちます。
ただ、この意識が抜けている人って結構いるんじゃないかなと思います。
特にWEBエンジニアって画面といつも睨めっこしているので、画面の先にいる人の事を見失いがち。
でも画面の先にはクライアントはもちろん、一緒に開発をしているチームの人がいると思います。
その一つ一つの顔を思い浮かべて仕事に打ち込むことで、一つ一つの仕事を丁寧に、さらに精度も上げていけるのではないかと僕は思います。
料理もそうですが、自分一人だけが食べるなら適当に済ましても良いですが、他人のために作るなら気合が入ることってないですか?あれと同じだと思います。
個人プレーはいりません。誰かの役に立つために出来ることを常々意識しましょう。
コードを綺麗に書く、修正しやすいコードを書く、分かりやすいサイト設計にする。全部「誰か」のためですね。
これらが目的にならないように注意するべきだと思います。
終わりに
未経験からWEBエンジニアになって1年、色々と辛いこともありましたが何とか1年経って思うことは、「1年前よりはちょっとたくましくなったかな」ということです。
どんな仕事もそうですが、続けているとその仕事に関する知見が積み重なり、スピードも精度も上がってくると思いますが、WEBエンジニアの仕事もまさにそう。
やればやるほど力になります。
どれだけやるかは自分次第。全部自分に返ってきます。
コロナ禍ということもあって中々大変な時期が続きますけど、今出来ることを日々積み上げていきましょう。