面接で自分の知らないことや分からないことを聞かれると焦ってしまいますよね。
頭が真っ白になってドギマギ。ぎこちない回答や、最悪無言の空間が流れたり、なんてこともあるかもしれません。
今回の記事では、面接時に分からないことや知らないことを聞かれた時の対処法をご紹介します。
家に帰るときに「はあ、今日の面接ダメだったなあ」と落ち込まないよう、事前にしっかり対策しておきましょう。
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記事の信頼性
あらためまして、しのです。
自身は未経験からWEBエンジニアに転職する過程で200社以上に応募し、100社以上の面接を受けました。また、前職では5年間面接官を担当していました。
今回の記事はその経験を元に書いております。
勉強不足?面接で分からないことを聞かれた場合の対処方法
面接を受けていると不意に「えっそんな質問想定していなかった・・・!」と思うような質問を受けることがあります。
そういった場合、どのように対処すると良いのでしょうか。
結論としては、「正直に分からないことは分からないと伝えた上で、すぐに調べることを伝える」というものです。
ただ、「分かりません」と伝えてしまうのはNG。そこで話が終わってしまうためです。
そのため、以下のように回答することをオススメします。
オススメの回答例
恐れ入りますが、勉強不足のため把握出来ておりません。次の面接時までに調べて参ります。
このように回答して、相手に嫌な印象を与えることはほとんど無いのではないでしょうか。
正直に話すことで、誠実な印象に繋がりますし「次の面接時までに調べておく」ということを伝えることで向上心があると思ってもらえます。
知ったかぶりは一番良くない
一番良くない解答例としては、「よく分からないけど、知ってるフリをして曖昧な回答をしてしまうこと」です。
もし曖昧な回答をしてしまって、さらに突っ込んだ質問をされてしまうと「あれ?知ってるんじゃなかったの?話の整合性が取れないな」と思われてしまいます。
もし一度、このような印象を持たれてしまうと、「自分に都合の悪いことはごまかす傾向にありそうだ」「嘘をつく人かもしれない」などと思われてしまう可能性もあります。
面接は短い時間で相手の情報を得るため、一度ネガティブな印象を持たれると挽回は難しく、その時点で不採用につながってしまうかもしれません。
そのため、分からないことは分からないと正直に伝えるようにし、さらに向上心も見せるような回答が出来れば最高だと思います。
面接官は質問を通して何を見ている?
そもそもですが、こういった質問の受け答えを通して面接官が何を見ているかを想像すればどう回答すれば良いかイメージできるのではないでしょうか。
面接では、志望動機、経歴、意欲、スキルなどを知る目的もありますが、やはり大きな目的は「人間性を知ること」だと思います。
面接官も人間です。人間は感情で動くため、「この人と働きたいな」と思えるかどうかは採用合否に大きく関係します。
そのため、面接で「分からないことを伝えること」は決して悪いことではありません。
分からないことは誰にでもあるものです。
重要なのは、伝え方と誠意を見せることであり、うわべで繕うことではありません。
嘘をついたり、知ってるフリをしてしまうとそれこそ後々ボロが出て不採用という形になってしまうこともあります。
前提:調べてわかることは調べておこう
ただ、前提として、「事前に調べてわかること」についてはあらかじめきっちり調べておくことが重要です。
例えば
・企業理念
・事業内容
・社長の名前
・企業の強み
といったことです。
もしこれらのことについて、聞かれた時に「恐れ入りますが、勉強不足のため把握出来ておりません。次の面接時までに調べて参ります。」と伝えたところで「えっ調べてきてないの?本当に入社したいのかな・・・」と思われてしまっても不思議ではありません。
企業理念や事業内容の理解などは面接で聞かれる定番の質問です。
これらの質問に対する回答を用意していないと単なる準備不足と捉えかねられません。
面接に向けてきっちり準備できるかどうかで、「仕事に向けてちゃんと準備できる人か」も見られていることを覚えておきましょう。
そのため、あくまで今回ご紹介した返答が通じるのは「WEBサイトや求人票に載っていない情報を聞かれた場合」と考えておきましょう。
事前に下調べを徹底し、イレギュラーには正直な回答を
本記事では面接でのイレギュラーな質問や返答内容が分からない質問に遭遇した場合の対処方法について見てきました。
内容をまとめると、
事前に調べられるところは徹底的に調べ、イレギュラーな質問については正直に回答しよう
となります。
面接は一つ一つが勝負ですが、準備をきっちり行えば臆せず堂々と臨むことが出来ます。
みなさんの転職活動が無事成功しますように。
おしまい。