年上の人が部下になったけど何かやっぱりやりにくいなあ。指導してもあんまりこっちの言うことを聞いてくれる感じでも無いし。向こうもやりづらそうだし、、、何だかなあ。
今日は上記のような悩みごとを抱えている方に向けた記事となっております。
早速ですが結論です。
今日は上記内容を深掘りしていきます。
管理職になると年上の部下と接する機会は多くなってきますよね。
何を隠そう私も前職ではエリアマネージャーをしていた経験があり、年上の部下の方と接する機会というのは数多くありました。
もちろんその中で失敗したこともありますが、最終的には良い関係を築けたと思っています。
今回はそういった自身の経験談も踏まえつつ、年上の部下との接し方について書いて行きたいと思います。
記事の内容
本日の記事は以下のような内容となっております。
・「自分が上だ」と思わない
・相手を否定しない
・指示をしない
・信頼して任せる
・とにかく聞く姿勢を大事にする
それでは早速上記の内容を深掘りして行きたいと思います。
記事の信頼性
3年間サービス業でエリアマネージャーをした経験があり、これまで述べ50人弱のスタッフのマネジメントをしてきました。
年上の部下をマネジメントした経験もあるため、自身の経験が記事の信頼性の担保になると考えております。
「自分が上だ」と思わない
まず一つ目は、「自分の立場が上だ」と思わないことです。
これは仕事熱心ではあるものの、マネジメント経験が浅い人にありがちなことなのですが、自分が上司だということで必要以上に「自分が上だ」と思ってはいけません。
特に年上の部下の前でそういった態度を取ってしまうと相手の反感を容易に買ってしまいます。
立場を利用してマウントを取ることは相手を無理やり押さえつけるようなものであり、良いマネジメントとは到底言えません。
マネジメントとは本来、プレイヤーが働きやすい環境をソフト、ハード面で整えることであり、上司の思う通りに働いてもらうことではありません。
マネジメント側とプレイヤー側では「役割が違うだけ」と考えましょう。
勿論社内では上司部下の関係であると思いますし、社会的な立場としては上司の方が上なのは間違い無いのであくまで気持ち的な部分のお話です。
でもそれだけで奢りや慢心は無くなり、部下に寄り添える上司になると思います。
特に年上の部下である場合、そういった面をよく見ていますし、見透かされていると思った方がいいです。
時には自分の弱いところを見せても良いのです。
真面目な人ほど、「良い上司であろう」と自分を厳しく律し、素晴らしい上司であろうとします。
それ自体は素晴らしい事なのですが、人間は感情で動く生き物ですから、時には自己開示も必要です。
相手に受け入れて欲しければまず自分から開く事が大切ですね。
このように、自分の立場を利用してマウントを取ったり、必要以上に自分が上だという考えは関係を一瞬で壊すので、十分にご注意ください。
相手を否定しない
一般的に頭ごなしに否定することは良くないですが、年上の部下である場合、特に頭ごなしに否定することは避けましょう。
表面上だけでは分からないような意図や考えが隠れているかもしれませんし、何より否定されると部下のプライドも傷つき関係性が悪化しかねません。
上司は部下よりも仕事が出来るから上司であるわけですが、部下が間違っていてもグッと堪えてどういった意図があるのかまず聞きましょう。
そしてその上で判断することです。
まずは自分が「おかしいな」と思っても意図や考えを聞く事を心がけましょう。
指示をしない
業務的な指示や伝達は勿論必要ですが、私は基本的に何かしてもらいたい時がある場合は「◯◯の件お願いしたいです」とお願いするような形を取っていました。
お願いだなんて!部下になんでお願いしなきゃいけないんだ!
と思われる方もいるかもしれませんがマネジメントする側である以上、不要なプライドは捨てましょう。
全てはプレイヤー、部下が自身の持つ力を全力で出せる環境を作る事が大事であり、そのためにはマネジメント側は「したたか」でないといけません。
言い方にもよりますが、指示をされるとあまり良い気はしないのが人間です。
「◯◯しなさい」などではなく、「◯◯の件お願いします」と言われて悪い気はしないはずです。
信頼して任せる
任せる事はマネジメントにおいても非常に難しいポイントと言われますが、マネジメントする側は他人に任せられるようになって一人前と言えます。
経験が浅いマネージャーは「自分でやらなければ」と業務を抱え込みがちですが、チームを信頼して仕事を振る事も非常に大切です。
マネージャーは個人からチームを俯瞰する力が必要だからです。
そして年上の部下ほど、信頼されているかどうかは敏感に察知します。
そして信頼して任されると部下は意気に感じてよりモチベーションが上がる効果なども期待できます。
抱え込むのではなく信頼して任せるようにしていきましょう。
とにかく聞く姿勢を大事にする
マネージャーの仕事の中で「傾聴」は非常に大切な仕事の一つです。
年上の部下がいる場合は更にそういった事が必要になってきます。
人間は話を聞いてくれる人を本能的に好きになる傾向があるので、部下の声には積極的に耳を傾けるように心がけましょう。
自分の意見を言ってしまいたくもなりますが、相手を論破してもしょうがないです。
マネジメントの最終ゴール地点は相手の自立だと私は考えています。
そのためには相手が自分の考えを言える環境作りを行うこと、つまり上司が聞く姿勢を持つことが非常に重要です。
年上の部下のマネジメントを学ぶなら
年上の部下のマネジメントをすることになって行き詰まりを感じる人も少なくありません。
何を隠そう私もそうでした。
人に相談などもしましたが、やはり書籍から得るものも多かったように思います。
題名からもわかるように、年上の部下が出来たら持っておきたい一冊です。
実例やあるあるもたくさん出てくるので実際に参考になるケースが多く参考になりますよ。
日頃からの小さなコミュニケーションを大切に
ここまで年上の部下と接する際のポイントを見てきましたが、日頃から小さなコミュニケーションを積み上げていく事が大切です。
挨拶などもちゃんとする事でお互いに気持ちがいいものですし、信頼関係はじっくりと醸成されていくものです。
焦らず、一つ一つのコミュニケーションを丁寧に行っていく事が大切です。
というわけで本日の記事は以上です( ͡° ͜ʖ ͡°)
それではまた次の記事でお会いしましょう。