SEOで最近よく耳にするフレッシュネスってなんのこと?なんで重要なの?フレッシュネスが高い記事を書くにはどうすればいいの?
本記事では上記のような疑問を解決します。
フレッシュネス指標は2011年のコアアップデートにより導入された検索エンジンの順位決定のアルゴリズムの一つです。
話題性の強い芸能ニュースや時事ネタに関するキーワードで検索すると検索上位に読みたい記事が出てきた経験がある人も多いと思いますが、これはフレッシュネスによるものです。
SEOを攻略するうえで欠かせない要素の一つなので、是非押さえておきましょう。
この記事でわかること
・フレッシュネスが何かわかる
・フレッシュネスを考慮したリライトのかけ方がわかる
SEOで重要なフレッシュネスとは?
フレッシュネスとは、情報の新鮮さを測る指標の事です。
記事冒頭にも記載した通り、2011年にGoogleが導入したもので、フレッシュネスを適用するに該当すると判断された記事は上位表示されるようになりました。
以下、Googleからのフレッシュネス導入に関する声明文です。
私たちは昨年、ウェブインデックスシステム「Caffeine」を完成させ、膨大なスケールで新鮮なコンテンツを素早くクロールし、インデックスを作成することができるようになりました。Caffeineの勢いに乗って、本日、検索の約35パーセントに影響を与えるランキングアルゴリズムを大幅に改善し、これらのさまざまな鮮度の度合いに応じて、より最新の関連結果を表示するタイミングをより適切に判断できるようにしました。
引用元:Googleオフィシャルブログ
35%というのはかなり影響力があるアルゴリズムの変動ですよね。
有名なアップデートである「パンダアップデート」の影響が11%だったことを考えてもかなり大きな変動だということが分かります。
パンダアップデートとは(旧名:ファーマーアップデート)品質の低いコンテンツを検索結果に表示されにくくすることを目的としたアルゴリズム更新のことである。2011年2月に英語圏で導入後、2012年7月18日に日本語にも適用されたことをGoogle 公式X(旧Twitter)で発表されている。
引用元:irep
ただ、すべての検索において新鮮さが求められるかというとそうではなく、以下の4つの要素が含まれる内容で適用されるとされています。
ポイント
・定期的に開催されるイベント
・頻繁に更新される情報
・最近の話題のニュース
・YMYLに関する情報
上記について詳しく見ていきしょう。
定期的に開催されるイベント
例えばオリンピックなどの定期的に開催されるイベントに関する検索にもフレッシュネスが適用されます。
2022年時点で「オリンピック」と検索すると、1980年代のオリンピックではなく、2024年や2020年のオリンピックに関する情報が上位表示されます。
これはフレッシュネスによるものです。
頻繁に更新される情報
商品のレビューや価格の変動、映画のオススメ作品など、時期やタイミングによって変わる情報も該当します。
新商品の情報や映画の情報は特に新しいものの方が嬉しいですよね。
今流行っている映画が知りたいのに1990年に流行った映画が検索エンジンの上位に出てきたら困惑するのではないでしょうか。
最近の話題のニュース
他にも最近話題になっているニュースに関してもフレッシュネスは重視されます。
例えば芸能関連の話題や政治、特に世の中の関心も高い新型コロナウイルス関連の情報などもそうですね。
反対に「本 速読する方法」や「お風呂 掃除方法」といったキーワードに関してはタイミングや時期によって大きく情報の内容が左右されるわけではないのでそこまでフレッシュネスが重視されないということです。
YMYLに関する情報
YMYLとは、「Your Money Your Life」の略語でして、「お金」や「健康」などに関する情報のことです。
YMYLに関する内容は必然的に情報の重要性が高いため、フレッシュネスが重視されることになります。
フレッシュネス指標の高い記事を書く方法
フレッシュネス指標の高い記事を書くには上記の通りでして、まずは記事の更新頻度を上げる事は前提です。
そのうえで、話題性の高いテーマ、例えば「新型iPhoneの最速レビュー!」といった記事であれば読みたい人は多いのではないでしょうか。
ジャンルによってはフレッシュネスの観点が不要な記事もあるかもしれませんが、誰しも古い情報より新しい情報の方が欲しいはずなので、SEOを意識した記事ライティングをするうえでフレッシュネスの観点はどんなジャンルでも持っておいて損はありません。
フレッシュネスの観点からリライトするべき記事を見つける方法
ではここからはフレッシュネスの観点からリライトするべき記事を見つける方法について紹介します。
僕はいつもこのやり方で記事の鮮度を見極めてリライトをするようにしています。
簡単に言うと、「アクセスが右肩下がりになっている記事」を見つけてリライトするという手法です。
①サーチコンソールを開き、「検索パフォーマンス」をクリック
まずサーチコンソールにアクセスし、メニューから「検索パフォーマンス」をクリックしましょう。
②期間を選択する
次に日付の部分をクリックします。
すると以下のポップアップが現れますので、「過去3か月間」を選択します。
③クリック数が下がっている記事が無いか調べる
すると以下のように「クエリ」や「ページ」を調べられる表示になりますので、「ページ」を選択します。
そして出てきたURLを一つずつクリックしていき、3ヶ月を遡ってクリック数が下がっていっている記事がないか調べます。
④記事を見つけたらリライトをかける
調べていると、クリック数が下がっている記事を見つけました。
以下のように3ヶ月間でどんどんクリック数が下がっている記事に関してはフレッシュネスの観点から見てもリライトが必要な記事と分かります。
リライトする際には以下の手順でリライトをしてください。
ポイント
・ライバルとなる検索上位の記事を読み、直近の更新日や新しい情報が入っていないか調べる
・自身のコンテンツに加筆する
・自身の記事の古い箇所を新しくする
・見出しの順番を必要に応じて入れ替える
上記の手順でリライトをかけたら次は情報をアップデートした旨をGoogleに知らせる必要があります。
⑤リライトしたらGoogleに知らせる
サーチコンソールの上部にある検索窓にリライトした記事のURLを貼り、インデックス情報を取得した後、インデックス登録をリクエストをクリックすれば完了です。
1~2分で終わる作業なのでサクッとやっておきましょう
まとめ:記事のフレッシュネス指標を上げて検索上位を狙おう!
というわけで本記事ではSEOで重要なフレッシュネス指標について解説しました。
近年ではGoogleだけではなくBingなどの検索エンジンでもフレッシュネスの重要性が明記されるなど、SEOでは特に重要になってきている考え方です。
以下はBingのアルゴリズムに関して言及されているものですが、「Freshness」と記載されています。
上記を和訳すると以下のようになります。
Bingは、より新鮮で最新の情報を持っているコンテンツを「好む」と言います。しかし、それはコンテンツとカテゴリーによる。Bingは、「一般的にBingは、より "新鮮 "なコンテンツを好みます。 多くの場合、今日制作されたコンテンツは、数年後にも関連性があります。しかし、場合によっては、今日制作されたコンテンツはすぐに古くなってしまうでしょう。"
引用元:Search Engine Land
厳密に言うとフレッシュネスが重要視されるコンテンツとそうではないコンテンツがありますが、どんなサイトやブログであっても新しい情報に価値があるという概念は変わらないため、更新頻度を高めて記事のフレッシュネスを向上させるように日々リライトをしていきましょう。
というわけで本日の記事は以上です( ͡° ͜ʖ ͡°)