トピッククラスターモデルがSEO的に重要って話を聞いたんだけど、一体何のこと?どうやって作るの?メリットも知りたいな
本記事では上記の疑問を解決します
トピッククラスターモデルは近年重要とされているSEO対策の手法の一つです。
ブログやSEOを頑張っている人は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
2017年にHubspotが提唱した手法でして、そこからじわじわとその名前が浸透するようになり、最近では人気の手法になっています。
ただ、
・トピッククラスターモデルって何なの?
・トピッククラスターモデルってどうやって作ったらいいの?
・トピッククラスターモデルを作るメリットって何?
と思う方もいるかと思いますので、今回はこの疑問を解消したいと思います。
この記事でわかること
・トピッククラスターモデルが何なのかわかる
・トピッククラスターモデルのメリットがわかる
・トピッククラスターモデルの作成方法がわかる
トピッククラスターモデルとは?
では早速ですが、トピッククラスターモデルについて深堀していきましょう。
トピッククラスターモデルとは、キーワードの軸となる「ピラーコンテンツ」とその関連記事である「クラスターコンテンツ」を双方でつないだ構成のことです。
上記のように「ピラーコンテンツ」と「クラスターコンテンツ」の二つのコンテンツで成り立っています。
二つのコンテンツの違いは「キーワード」です。
コンテンツ名 | キーワード例 |
ピラーコンテンツ | プログラミング |
クラスターコンテンツ |
プログラミング 学習方法 プログラミング スクール プログラミング オススメ 言語 |
上記のように、ピラーコンテンツは「ビッグワード」や「ミドルワード」が入り、「クラスターコンテンツ」にはスモールワード(ロングテールキーワード)が入ります。
軸となるメインコンテンツ(親)を作り、それらを補足するサブコンテンツ(子)を作ることでGoogleのクローラーが記事を見つけやすくなったり、サイトの構成が分かりやすくなることで評価が上がるとされています。
トピッククラスターモデルのメリットとは?
【トピッククラスターモデルのメリット】
・記事軍の検索順位が上がりやすい
・サイトの構造が分かりやすい
・ロングテールからCVに繋がりやすい
・網羅的に情報を提供できる
上記の通り。採用しない手はないですね。
上記について詳しく見ていきましょう。
記事群の検索順位が上がりやすい
トピッククラスターモデルを使用することで、その記事群全体の検索順位が上がりやすくなります。
トピッククラスターを導入していないサイトや記事というのは、記事同士の関係が検索エンジンに伝わらず、コンテンツ同士が孤立することになるのです。
このような状態だと1つの記事で高い評価を得たとしても、他の記事の評価を同時に高めることが出来ません。
いわばトピッククラスターモデルは「個人戦から団体戦に持ち込める」ということです。
一つだけだと弱い記事でも、いくつも記事を内部リンクでつなぎ合わせることで全体で検索エンジンに評価される記事にしていくことができます。
サイトの構造が分かりやすい
ブログやサイトにはGoogleのクローラーが定期的に周回してサイトの構造を調べたり記事の情報を取得したりしてくれています。
その際にトピッククラスターモデルを採用している記事は内部リンクでつないでいるためクローラーが周回しやすくなり、結果的にサイトの評価を上げることが出来るでしょう。
また、読者にとっても一つのまとめ記事から関連する色々な記事を見ることが出来るのでユーザービリティの向上にも繋がります。
ロングテールキーワードからCVに繋がりやすい
ここが個人的にも一番大きなメリットだと思います。
競合数が少ないロングテールキーワードで記事を書いて上位表示をさせ集客します。
そしてその記事から内部リンクでピラーコンテンツ(まとめ記事)に斡旋し、そのピラーコンテンツでコンバージョンしてもらう、という方法です。
ロングテールキーワードはブログのドメインパワーが強くない状態でも記事次第では上位を取ることが可能であり、「弱者の戦略」とも言われていますが、この戦略をとることでブログ初心者でも収益化していくことが可能になります。
網羅的に情報を提供できる
トピッククラスターモデルを作ることで読者に網羅的に情報を提供することが可能になりました。
ピラーコンテンツを作ってそこからクラスターコンテンツに内部リンクをつないでいけば、まとめ記事から関連した興味のある記事にどんどんアクセスすることが出来ます。
読者としても嬉しいですし、結果的にサイトの回遊率が上がることでサイトの滞在時間も長くなり総合的にサイトの評価を高めることに繋がります。
あと、一つの記事で何千何万もの文字を読むのってしんどいですよね。
トピッククラスターモデルを使うことでこういった読者の不満も解消することができます。
トピッククラスターモデルの作り方
ではここからはトピッククラスターモデルの作り方について解説します。
トピッククラスターモデルの作り方
①ピラーコンテンツのキーワードを選ぶ
②クラスターコンテンツのキーワードを選ぶ
③ピラーコンテンツを作成する
④クラスターコンテンツを作成する
①ピラーコンテンツのキーワードを選ぶ
ピラーコンテンツはトピッククラスターモデルの軸となるコンテンツです。
そのため、キーワードは「ビッグワード」か「ミドルワード」となります。
例えば、以下のような形です。
・プログラミング学習
・プログラミングスクール オススメ
ここでは「プログラミング学習」で詳しく解説します。
プログラミング学習でキーワードを調べると、上記のように月間で2900回検索エンジンで調べられており、検索ボリュームとしては十分です。
この段階で読者の検索意図を考え、クラスターコンテンツで使用するキーワードを想定しておきましょう。
イメージでは
・プログラミング学習 おすすめ 方法
・プログラミング学習 教室
・プログラミング学習 動画
といったキーワードが出てくるのでないかと思います。
そういった記事で書けそうであれば次にクラスターコンテンツのキーワードを選びます。
②クラスターコンテンツのキーワードを選ぶ
ピラーコンテンツのキーワードが決まったら次はクラスターコンテンツのキーワードを選びましょう。
使用するのは無料で使えるラッコキーワードです。
上記のように、ピラーコンテンツのキーワードである「プログラミング学習」というキーワードを入れると自動で関連したロングテールキーワードなどを出力してくれる優れものです。
次にキーワードプランナーを使用します。
ラッコキーワードで取得したキーワードをキーワードプランナーに入力することで上記のように月間の検索ボリュームを知ることが出来ます。
ここで月間検索数が10-100のキーワードを選ぶようにしましょう。
③ピラーコンテンツを作成する
次にピラーコンテンツを作りましょう。
ピラーコンテンツはトピッククラスターモデルの軸となる記事ですので、内容自体は包括的なものにし、適宜クラスターコンテンツへの内部リンクを挟んでいくような形です。
当ブログのピラーコンテンツの代表例がこちらの記事ですが、以下の画像のようにポイントポイントでリンクを入れているのが分かります。
上記の記事は「月間で1万円を稼ぐまでのロードマップ」という内容なので、ロードマップを示すような形で順を追ってブログで1万円を稼ぐまでのノウハウを紹介し、その時々で必要なクラスターコンテンツを内部リンクでつなぎました。
④クラスターコンテンツを作成する
ピラーコンテンツを作ったら内部リンクとしてつなぐクラスターコンテンツを作成しましょう。
クラスターコンテンツには以下のようにピラーコンテンツへの内部リンクを忘れずに貼るようにしてください。
ちなみに、便宜上順番をつけて最初にピラーコンテンツを作り次にクラスターコンテンツを作るという流れにしていますが、この順番はどちらでも大丈夫です。
クラスターコンテンツがある程度揃ってきたらピラーコンテンツを作り当てはめていっても良いですし、ピラーコンテンツを作ってからクラスターコンテンツを作っても構いません。
まとめ:トピッククラスターモデルで効果的に検索順位を上げよう!
というわけで本記事ではトピッククラスターモデルについて紹介しました。
トピッククラスターモデルが登場して以来、SEOは「記事単体」ではなく、「トピック」で評価されるようになっています。
上記の動画では以下のように言われています。
人々は、以前のように検索をしないのです。あなたのSEOコンテンツ戦略は、このような行動の変化を反映していますか?トピック・クラスター・モデルとは、キーワードではなくトピックに焦点を当て、サイトの構造を改善し、Googleが関連コンテンツを発見しやすくし、最終的に検索エンジンの可視性を高めるSEO戦略です。
引用元:Topic Clusters: The Next Evolution of Content Strategy
これからのコンテンツSEOでを行っていく上でトピッククラスターモデルは欠かせないものとなりそうですが、作り方自体はそこまで難しいものではありません。
行き当たりばったりで記事を書いていくのではなく、計画性をもって記事を書いていくことで必ずトピッククラスターモデルを作ることはできます。
是非ご自身のブログでも導入してみてください。
というわけで本日の記事は以上です( ͡° ͜ʖ ͡°)