
こんにちは、しのです。

WordPressを使ってブログを書いています。プラグインが結構増えてきたんですけど、これって何かデメリットはありますか?
本日はこちらの疑問を解消していきます。

WordPressでブログを書いていると必要に応じてプラグインを入れることがありますよね。
なかには結構便利なプラグインもあって「このプラグインは不可欠!」というプラグインもあるのではないでしょうか。
しかしプラグインをどんどん増やしていくとデメリットもあるため注意が必要。
本記事ではWordPressのプラグインを増やしていくデメリットとそれに対する対策も解説していきます。
それでは早速見ていきましょう!
WordPressのプラグインを増やすことのデメリット

以下が結論です。
①サイトが重くなる
②セキュリティリスクが増える
③アップデート管理が大変になる
④プラグイン同士の競合・不具合が起きる場合がある
⑤サイト構造がブラックボックス化する
具体的に見ていきましょう。
①サイトが重くなる
プラグインを入れるということは、WEBサイト側で読み込むコードが増えるということです。
ポイント
プラグインはコードの集まりです。つまりWEBサイトにプラグインを追加する=読み込むコードを増やすという事に繋がります
読み込むコードが増えると当然サイトスピードは落ちる
WEBサイトはブラウザがHTMLやCSS、Javascriptと呼ばれるコード達を読み込むことで表示されています。
そしてプラグインが追加されるとその分読み込むコードが増えるためページが表示されるまでに時間がかかるようになるということです。
ページスピードが遅くなるとSEOやCV低下につながることがあるため、プラグインの追加しすぎは注意が必要ですね。
②セキュリティリスクが増える
プラグインを追加すればするだけ、セキュリティリスクが増えます。

セキュリティリスクが増えるって具体的にどういう事?
例えばWEBサイトのハッキングです。
WEBサイト自体が乗っ取られてしまうことで以下のようなデメリットがあります。
ポイント
・サイトにアクセスするとよく分からないサイトにリダイレクト(遷移)されてしまう
・サイトの内容を改ざんされてしまう
・個人情報が漏洩してしまう
・サイトを踏み台にして別のサイトの攻撃に使われてしまう
などなど。
WordPressはオープンソースといって、システムのソースコードが全世界で公開されています。なのでそもそもセキュリティリスクが高いブログシステムなんです。

しかし、ちゃんとWordPressで出来るセキュリティ対策もあります。
詳しくは以下の記事で解説しているのでよければご覧ください。
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【あなたは大丈夫?】WordPressで作ったブログのセキュリティ対策について
続きを見る
③アップデート管理が大変になる
プラグインにもよりますが、アップデートが入る場合があります。
そして基本的にプラグインのアップデートは先述のセキュリティリスクやページスピードの観点から行った方がいいです。
しかし、アップデートでサイトが壊れる可能性がある

えっ怖っ・・・
そうです、WordPressのプラグインを何の調査もなくアップデートしてしまうと思わぬトラブルが起きる可能性があるため注意が必要です。
そしてプラグインが多ければ多いほど、こういったリスクが増えるのは何となくイメージ可能かと思います。
④プラグイン同士の競合・不具合が起きる場合がある
プラグインを追加していくとプラグイン同士が競合して不具合が起きるリスクが増えます。

プラグイン同士の競合ってイメージしにくいなあ
例えばSEO系のプラグインを例にしてみましょう。
状況
・旧SEOプラグインが残ったまま
・新SEOプラグインを追加
こういう時に何が起きるかというと以下です。
・<title>タグが2つ出る
・meta descriptionが上書きされる
・canonicalがバラバラ
結果以下のような事態を招きます。
・検索順位が不安定
・Google Search Consoleで警告
これはあくまで一例であり、SEO系以外のプラグインの競合・不具合も十分にあり得ます。
最悪の場合は「フォームが送れない(CV出来ない)」ということやWEBサイトが真っ白になる、ということもあることを覚えておきましょう。
⑤サイト構造がブラックボックス化する
これは「ブログのこの部分ってどのプラグインで対応してるんだっけ?」ということが分からなくなる、ということです。
プラグインを使う事で色んな機能をブログに追加することが出来ますよね。
個人で運用しているブログであればまだしも、複数人で運用しているコラムなどの場合注意が必要です。
属人化が発生する
誰が何の目的で追加したプラグインか分からない場合、属人化が発生します。
そのため、複数人で管理する場合は別途シートを用意して、追加した人や追加した目的、日付などをまとめて管理しておくことをお勧めします。
プライグインを追加する時に取るべき対策

では次に上記で挙げたリスクに対してどのように対策を取っていくべきか解説します。
①サイトが重くなることへの対策
前提として、プラグインを入れるということは、サイトに新しい仕組みを追加するということです。
その数が増えるほど、ページを表示するまでに時間がかかることがあることは前述の通り。
対策ポイント
・「ちょっと便利そう」で入れすぎない。本当に必要な機能かを見極めましょう。
・同じような機能のプラグインを複数入れない
・使っていないプラグインは削除する
これらを意識するだけでもプラグインをどんどん入れる、という事は回避できるはず。
②セキュリティリスクが増える
プラグインは、外部の人が作ったプログラムやコードを自分のサイトに入れることでもあります。
もし古いまま放置されたプラグインがあると、そこからサイトに侵入される可能性があるため以下の対策を行いましょう。
対策ポイント
・長い間更新されていないプラグインは使わない
・使わなくなったプラグインは必ず削除する
・よく使われている定番のものを選ぶ
③アップデート管理が大変になる
WordPressやプラグインは、定期的に更新が必要です。
プラグインが多いほど、「更新したら表示がおかしくなった」というトラブルが起きやすくなります。
対策ポイント
・プラグインは必要最低限にする
・更新後は、サイトがきちんと表示されているか確認する
・「更新が怖くて押せない状態」にならないようにする
更新できないサイトは、だんだん危険になっていきます。
④プラグイン同士の競合・不具合が起きる場合がある
プラグインはそれぞれ勝手にサイトの中を動かします。
そのため、組み合わせによっては「ちゃんと入っているのに動かない」ことがあることを覚えておきましょう。
対策ポイント
・同じ目的のプラグインは1つだけにする
・新しく入れた後は、必ず動作確認をする
⑤サイト構造がブラックボックス化する
プラグインが増えすぎると、「この機能は何のプラグイン?」「消していいのか分からない」という状態になります。
こうなると、特に複数人でサイトを管理している場合、修正や引き継ぎがとても大変になります。
対策ポイント
・いつ、誰が、何のために入れたプラグインかをシートで管理する
・簡単な機能は、なるべく増やさない
・誰が見ても分かる状態を保ち属人化を防ぐ
まとめ
プラグインはとても便利ですが、入れれば入れるほど今回挙げたようなリスクも増える事を認識しておきましょう。
ポイント
・追加したいプラグインが本当に必要か考える
・不用意に入れすぎない
・使わないプラグインは削除する
・ちゃんと管理できる状態を保つ
プラグインは「楽をするためのツール」です。
便利で楽をするためのツールなのにプラグインによってトラブルになってしまっては本末転倒。
後で困らない使い方を意識しましょう。