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【意外な事実】SEOとWEBサイトの直帰率は関係しない?

2021年9月5日

しの

はじめまして、しのです。 WEBデザインやプログラミング、SEO、ブログ術に関する記事を主に書いています。 ブログの月間PVは約40000PV、月間収益は5桁です。 SEOで検索上位1位を約50件獲得(2024年6月時点)。

アイキャッチ

WEBサイトの直帰率ってSEOに直接関係あるのかな?直帰率が高いと検索順位でランキングが下がったりするのかな

本日は上記のような疑問にお答えします。

直帰率とは、WEBサイトにアクセスしたものの他の記事を見ずにそのサイトから別のサイトに移る、もしくは検索エンジンに戻ってしまった割合のことを言います。

直帰率が高い=読者が求めていた内容が記事に無かったと想定されることからいかにもサイトの評価に反映されてしまいそうな指数ではありますが、実際にSEOの評価と関係はあるのかを今回の記事ではご紹介していきます。

記事の信頼性

プロフィール

改めまして、しのと申します。

日夜SEOについて研究し、現在は検索順位1位を15件獲得しています。

今年の2月から150日間記事を毎日更新し、その過程で得た経験も含め記事にして行きます

SEOと直帰率の因果関係はある?

疑問に思う人

では早速SEOと直帰率の因果関係があるかについてですが、結論としては直帰率とSEOの因果関係はありません

根拠としては、以前元GoogleのMatt Cutts氏が以下のように発言しているためです。

直帰率をランキング要因にすることは、スパムにつながるしそもそもデータとしては余計なものだよ

Matt Cutts氏のSphinn.comでの発言より

また、Matt Cutts氏は以下のようにもコメントしています。

俺はバウンスレート(直帰率)のようなものは全く知らないんだ。私の日常生活では、このような話をしている人に出会うことすらありません。

Matt Cutts氏のSphinn.comでの発言より

Googleアナリティクスのチームと検索のチームは別だからGoogleアナリティクスのデータを使うことはない。

Matt Cutts氏のWEBマスターからの質問に対する回答より

Sphinn.comでの発言はこちら

このようにMatt Cutts氏によると検索順位を決める要因に直帰率は関係しないことが分かりますね。

SEOと直帰率が関係ない理由

アナリティクスの画面

ではなぜSEOと直帰率は関係がないのでしょうか。

考えられる点としては、直帰率はページの評価をするためのデータとして不完全だからです。なぜならGoogle Analyticsで計測する直帰率はページに滞在した時間を踏まえていないため。

そのため、ページに対するユーザーエンゲージメント(※)を測ることができず評価対象としては不十分なので検索順位と直帰率を結びつけるのはフェアではないと考えることができます。

他にも、Google Analyticsを使用していないWEBサイトも数多く存在することからAnalyticsの指数である直帰率をSEOに関連づけることもフェアでないということも考えられますね。

これは先ほどのMatt Cutts氏の「Googleアナリティクスのチームと検索のチームは別だからデータは使わない」という発言からわかります。

※ユーザーエンゲージメントとは

エンゲージメントはもともとマーケティング用語で企業や商品、ブランドと消費者との間の関係性や愛着との強さを指した言葉です。
ここで言うユーザーエンゲージメントとは、ウェブ上でのユーザーとの繋がり(の強さ)です。

引用元:Weblab


そもそも直帰率とは?

ここで直帰率について正しく理解しておきたいと思います。

直帰率とは、ユーザーがサイトに訪れて他の記事やページに移動せず、サイトから離脱する割合のことを指します。

直帰率は以下の計算式で導き出しましょう。

直帰率の出し方

例えば直帰数が300で、セッション数が1000である場合は直帰率は0.3%となります。

セッション数とPV数の違い

・PV数:サイト内でページを見た数。例えば1回の訪問で3つの記事を読めば3PVとなる。

・セッション数:サイトに訪問した数。例えば1回サイトに訪問すると1セッション。同じ日に再度同じサイトを訪問してもセッション数はカウントされる。

つまりPV数は読んだページの数でセッション数はサイトを訪問した回数のことを指します。


直帰率の目安はどれくらい?

目安

では直帰率の平均はどれくらいなのでしょうか。

一般的に直帰率の目安は40%前後と言われていますが、この値はあくまで目安と考えておきましょう。

なぜなら、直帰率はサイトの構造や流入方法、サイトデザインなどによって大きく変わる可能性があるからです。

内部リンクを多く貼っているページの方が直帰率は下がりますし、流入方法に関しても広告をクリックして流入してきたユーザーよりも、検索エンジンから流入してきたユーザーの方が直帰率が低いと言われています。

また、サイトデザインがあまりにも雑だったり、質素だったりするとサイトに対する第一印象が悪く記事を読まずに直帰してしまう可能性もあります。

直帰率が高い=悪い記事ではない?

一般的に直帰率が高い=悪い記事という印象を持ちがちですが、一概にこの構図は成り立たないのも事実です。

なぜなら、例えば「Aという映画の公開日」を知りたいユーザーがいたとして、そのユーザーが検索エンジンで調べて一番上に出てきた記事にアクセスしたとします。

そしてその記事の中にユーザーが求める答えがあったらそのままユーザーは納得してサイトを離れるかもしれません。この場合、ユーザーは満足していますが、直帰には変わりないですよね。

このように直帰率が高い=悪い記事とは安易に断定することは出来ないのです。

ただ、ランディングページなどのコンバージョンを目的とするページの直帰率が低い場合は、「求めている結果に繋がっていない」ということですので、改善が必要です。

良質な記事と内部リンクで直帰率を下げよう

直帰率がSEOに直接関係が無いとは言っても、できる限り直帰率は下げたいところですよね。

自身のサイトの色々な記事を読んで自身のサイトのファンになってくれるユーザーが少しでも増えればそれはサイト運営者としても喜ばしいことです。

皆さんはどんなサイトや記事のファンになりますか?

やはり、「参考になる記事」「有益な情報を提供してくれるサイト」なのではないでしょうか。

この人の記事わかりやすいな。他の記事も読んでみたいな

と思ってもらうためには良質な記事を書き続けること以外近道はありません。

良質な記事を地道に書き続け、適切なタイミングで読者のためになる内部リンクを貼って他の記事に誘導してあげましょう

いきなり直帰率がグンっと下がることは中々無いと思いますが、上記のようなサイト運営を行うことで直帰率は下げていけると思います。

それでは本日の記事はここまで。また次の記事でお会いしましょう。

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はじめまして、しのです。 WEBデザインやプログラミング、SEO、ブログ術に関する記事を主に書いています。 ブログの月間PVは約40000PV、月間収益は5桁です。 SEOで検索上位1位を約50件獲得(2024年6月時点)。

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