サーチコンソールのカバレッジって何なの?「検索パフォーマンス」と違ってあんまり見る機会もないんだけど。どうやって見たら良いのか教えてほしいです
本記事では上記のような疑問を解決します
皆さんはGoogleサーチコンソールの「カバレッジ」という項目を見たことがあるでしょうか。
「正直あんまり見ていない」
「検索パフォーマンスやURL検査と比べると見ていない」という方も多いのではないでしょうか。
ただ、このカバレッジはSEOの観点から見ても重要な項目なのです。
そのため、今回はこのカバレッジの見方や使い方について解説していきたいと思います。
サーチコンソールのカバレッジとは
カバレッジ、英語では「coverage」ですが、直訳すると「補填」「報道」「取材」という意味になりますが、サーチコンソールでは、
インデックスされていない記事やURL
や
なぜそれらの記事やURLがインデックスされていないのか
といった事が分かる項目となります。
そもそもインデックスとは
そもそもですが、インデックスとは「検索エンジンのデータベースに記事が登録されること」を指します。
「机の引き出し」をイメージしてみてください。
Googleは、検索者のニーズや検索意図に応じて適切な回答ととなる記事をその「机の引き出し」から出して検索者に渡しています。
その机の引き出しの中に記事を入れる事を「インデックス」と捉えてもらえたらと思います。
サーチコンソールのカバレッジの見方
では次にサーチコンソールのカバレッジの見方について解説します。
こちらがカバレッジの画面になります。
それぞれ4つの項目がありますので、見ていきましょう。
①エラー
何らかの理由によりページがインデックスされていない状況の事を指します。
こちらに関しては出来るだけ早めに対応する方が良いです。
そのまま放置しているとサイト全体の評価を落としかねないためですね。
エラーが起きる場合は以下のようなケースがあります。
エラーの内容 | 原因と対処方法 |
---|---|
送信されたURLが見つかりませんでした | インデックスされている状態で記事を非公開にしたり削除した場合に起きる。記事を再公開するか、代替ページにリダイレクトする |
サーバーエラー(503など) | サーバーに何かしらエラーが起きている可能性があるためサーバーに問い合わせよう |
noindexが付与されています | 記事にnoindexが付与されている可能性があります。該当記事を確認しましょう。 |
②有効(警告あり)
本来インデックスされてほしくない場合にインデックスされている場合に件数が表示されます。
ウェブサイトにはrobots.txtというファイルがあり、robots.txtを適切に設定することでGoogleのクローラーにクローリングしてほしくない記事を指定することが出来ます。
これによりクロールバジェット(一度にクロール出来るページ数の上限)の節約につながり結果的に多くの記事をGoogleのクローラーにクローリングしてもらえるというメリットがありますが、robots.txtに記載しているにも関わらずインデックスされている場合にこちらに件数が表示されます。
なぜクロールされていないのにインデックスされてしまうの?
インデックスされないだけで記事を見ることは出来るため、他のサイトが引用した場合、外部からリンクを辿って記事をインデックスしてしまうことがあります
こちらの解決方法としては、そもそもrobots.txtの該当の記述を削除するか、noindexを付与するようにしましょう。
③有効
こちらに関しては問題なくインデックスされているページの件数になります。
ここをクリックすると現在インデックスされているページを見る事が出来ますので、気になる方はクリックしてみましょう。
④除外
除外は何らかの理由によってページがインデックスされていないページのことです。
ちなみにこの除外が全て悪いかというとそうではありませんし、対応にも急を要するかと言うとそうではないものもあります。
例えば記事以外にも以下のようなURLってありますよね。
除外されやすいURLの例
・https://〇〇〇.com/page/3/
・https://〇〇〇.com/2022/02/
・https://〇〇〇.com/tag/〇〇/
といった、例えば月ごとの記事一覧や、タグやカテゴリーごとの記事一覧ページなどは除外の対象となりやすいです。
他にも
除外対象となるケース
・記事のクオリティが低いと判断された場合
・該当の記事が見つからない場合
・記事がnoindexされている場合
上記のような場合に除外されることがあります。
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サイトを修正したらGoogleにお知らせしよう
もしエラーの項目や有効(警告あり)に関する内容を修正したらその旨をサーチコンソールを使ってGoogleにお知らせしましょう。
やり方自体はとても簡単です。
①エラーが出ているメッセージをクリックする
まず、エラーが出ているメッセージをクリックします。
③検証を開始する
そして「検証を開始する」をクリックすれば完了です。
まとめ:サーチコンソールのカバレッジを活用して健全なサイト運営をしよう!
というわけで本記事ではサーチコンソールのカバレッジの見方や活用方法について紹介しました。
サイトやブログを運営していると予期せぬエラーが出てくることもありますが、カバレッジには対処方法が載っていますので落ち着いて対応すれば大丈夫です。
確かに検索パフォーマンスやURL検査ほど日常的な使用数は少ないかもしれませんが、カバレッジを軽視してしまうと思わぬところでサイトの評価を下げられることにも繋がりかねません。
そのため、定期的にチェックをしてエラーなどがあれば適切な改善を行う健全なサイト運営を行いましょう。
というわけで本日の記事は以上です( ͡° ͜ʖ ͡°)
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